当ハイパーレイキでは、原則として受講者のプライバシー保護の為に、
受講者の感想や結果などの公開は避けていますが、今回『シンセティッ
ク・セラピー』の執筆にあたり、かつての受講者の方から何かに役立てて
欲しいと言う趣旨で、下記のような文章が寄せられましたので、その方の
好意に甘えて掲載させていただく事にしました。
病気の治癒例などは沢山ありますが、自己変革と言う点でこの文章の
内容は、まさにハイパーレイキの目指す結果の一端を表していると自負で
きるものです。
最近、店にやってきた彼はとても不器用な人だ。
人柄は良く、大学生だから勉強はできるのだろう。
が、とにかく周りとタイミングが合わない。
まず、朝礼時のあいさつで、周りの人とズレる。
1つ1つのレジの操作を覚えても、いざお客様を目の前にする
と、何をすべきなのかピンと来ない。
人がしていることも、見ていない。そして、肝心のときにその場
にいない。
当然、周りの人の彼に対する反応もあまりよくない。
そんな彼に、仕事を教えるのは大変だと思う。
が、彼の姿は、数年前の自分の姿なのかもしれないとも思う。
実際、レイキを受ける前の私は、周りの情報に全くと言ってい
いほどピンと来なかった。
自分でも、自分の周りにある壁には気付いていて、「できる私」
「周りの人とうまくコミュニケーションをとれる私」になりたいと、心
底思っていた。
楽しいことを見つけられなかったから、友達との遊びも下手。
唯一できたのは勉強だけ。
楽しそうにしている周りの人達が本当にうらやましかった。
レイキを受けたのは、体の不調を少しでも良くしたかったから。
その後数年間の変化は、とても大きなもので、本質は変わって
ないけれど、表面的な性格や考え方は大きく変わっていると思
う。
以前の要領の悪い私と親しかった友人とは、今は疎遠になっ
ている。
好きなものや必要なものがはっきり自覚できるようになったか
ら、他人に誘われてなんとなくやっていたことは徐々にやらなく
なっていった。
仕事も何回か変わり、最近になってようやく自分の興味や性格
を生かせそうなことを見つけたところだ。
レイキを受けて、エネルギーの流れがスムーズになるといって
も、それを自分の物にするには相当な時間がかかった。
情報が入ってくるようになってとにかくうれしかった時期、自分
のそれまでの要領の悪さに気付きどん底まで落ち込んだ時期、
他人の粗ばかりが見えてとにかくイライラした時期、そして、周り
の人達の良いところを見るにつけ、自分は完璧でありたいとも
がいた時期。(人と比べるとエネルギーはものすごく消耗しまし
た)レイキを受ける前の20年あまりの間に私が見たもの、感じ
たもの、信じてきたものは全て壊れた。
そのショックは相当なもので、ぼんやりと生きてきた私にもアイ
デンティティーはあったのだなと思い知らされた。
そんないろんな段階を経て、今は周りの人達の長所を認めな
がらも、人と比べるでなく自分の長所を自分で誉めることのでき
るかなりしたたかな自分になっている。
今後の目標として、自分の生き方や魅力を生かしてくれる人達
を一人でも多く見つけること、そして私も逆にそんな人達を生か
してあげられればと思う。
そして、自分自身の心地よい生き方を実現して行きたいなと思
う。
兵庫県 K.S 28歳 女性
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