a:7573 t:3 y:1
加圧トレーニングの研究について
スライド動画へのリンク
左のメニューで各タイトルのページに入っていただくと、ページ最下部に各研究や調査に関するコメントを記載しています。合わせて読んでみて下さい。
スライドのタイトルをクリックすると、直接ユーチューブの動画にアクセスします。
スライドのタイトル | 発表時期 |
加圧と血液の変化について | 2005年2月 |
加圧と不安度の変化について | 2006年2月 |
加圧と投球速度について | 2007年2月 |
加圧と投球コントロールについて | 2008年2月 |
加圧とインナーマッスルトレーニング | 2009年2月 |
加圧と経絡(気血)について | 2010年2月 |
児童期の加圧について | 2011年2月 |
加圧と自律神経について | 2012年5月 |
私と加圧トレーニング
私が加圧トレーニングを始めた動機は、年齢とともに弱ってくる筋肉を強化するために続けていたウエイトトレーニングが、重量の増加とともにだんだんと億劫になってきたことにありました。
そんな時加圧トレーニングのことを知って、軽い負荷で筋力が強化できるという点に飛びついたのです。
そうこうしているうちに加圧トレーニングが、自分の仕事としている物理療法の分野でもとても大きな効果を上げるということがわかってきました。
そこで治療という仕事の中でも使うようになってきました。
私は20代の頃に鍼灸や柔道整復を学び、特に鍼灸に関しては香港中医学院や上海中医学院で学んだこともあり、運動機系の疾患や鎮痛効果の面で鍼治療を多用していました。
しかし加圧による治療の技術が向上するにつれ、徐々に鍼を使わなくなっていってしまいました。
その大きな理由一つには、多分消毒しないでも良いと言うことが挙げられるでしょう。
さらに効果の持続性が高いと言う事や、なにより治療の結果が早く出せると言う事も魅力でした。
松葉杖をつかないと歩けないようなひどい捻挫の患者さんが、その場で杖なしで歩けるようになったと言うような体験が頻繁に起こるようになってきた事でした。
また私は当時高校野球の強豪高のトレーナーもしていて、治療とトレーニング指導の両方を行っていたと言う点からも、加圧トレーニングは非常に都合の良い道具であり方法だったのです。
たまたま被験者として協力してくれる人を得やすい環境にいたと言うこともあって、加圧トレーニングの効果について、東洋医学をベースにした分野と、トレーニング(特に野球に関して)の分野、さらにメンタルな分野など、多岐に渡って加圧トレーニングの臨床効果や、種目やポジションに対してのトレーニング効果、その他自律神経系に対しての効果など様々な分野で加圧トレーニングの効果を実証しようとした時期がありました。
年数的にはほぼ10年にわたっていますが、日本加圧トレーニング学会総会で発表したもの、カンファレンスや勉強会などで公開したものなど、いちど整理をしておきたいという風に思っていました。
そこでこのウェブサイトを新たに設置し、時間をかけながらでも今までの研究とその内容を公開することにしました。
加圧トレーニングと応用分野
ここで公開されている内容は、おおむね過去に発表されたものが中心となっています。
また加圧トレーニングの方法としては開発者の佐藤先生の方法を基本としていますが、トレーニングに用いている器具や評価の仕方などは多分にマニアックであり、普通に加圧トレーニングを業務とされている方の役に立つかどうかはわかりません。
ただ可能性として、まだまだ加圧トレーニングには未知の分野の応用法があり、例えば医療の分野においても今まで学会で発表されたものや、論文として発表されたものだけが全てだとは思えません。
さらに加圧トレーニングに用いる器具や、どんな方法と組み合わせるかということについてもずいぶんと応用範囲が広がっていくと考えられます。
私の専門とする東洋医学の分野においても、私の行った実験だけでも加圧トレーニングが“気と血”に少なからず影響を与え、いわゆる経絡に変動を与えると言うことが考えられます。
もし私がここで公開した調査の結果や研究の結果が、今後どこかで加圧トレーニングに取り組まれている方々の役に立つのであれば、これに勝る喜びはないと考えています。
共同研究について
ここに公開しました研究や調査の内容に関して、もしどこかの機関(学校、医療機関、研究機関等)で共同研究を希望されるところがありましたらご相談ください。