X脚O脚のページ
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X脚O脚について
一般的に膝のお皿(膝蓋骨)が下肢の中心より内側に入っている状態をX脚と言い、外側に出ている状態をO脚と言っています。
また専門的にはX脚の事を外反膝、O脚の事を内反膝と呼んでいます。
私はダンサーの体をよく診る事が多いので、この問題に関する相談を受ける事がよくあります。
例えば10人のダンサーがいたら3割以上の方が下肢の形を気にされているようです。
病的な問題としては靭帯の異常や、骨の発達異常などがありますが、我々が扱うものはおおむね生理的なX脚やO脚と言われるもので、発達異常に関わる症状は扱いません。
これら器質的な異常の多くは幼児期に発見されるもので、程度によっては手術などが必要となる事があります。
X脚やO脚は部分だけの問題ではない
一方我々があつかう生理的なX脚やO脚と言われるものは、股関節、膝関節、足関節などの関節の状態(アライメント)を適正に戻し、これらの関節に関わる筋肉の状態を整えてあげる事で良くなる事が多々あります。
これも腰痛や骨盤矯正のページで述べたように、他の関節や筋肉との連係、連動を考えないと、思うように改善はできません。
以前に医療器具を扱う業者の方から、外国製のX脚O脚の治療機械と言うのを借りて試した事がありました。
この機械は膝関節を固定して、内側に回旋させたり外側に回旋させたりして股関節に刺激を与え、X脚O脚を治療すると言うものでした。
さっそく私が試して見たのですが、結果は以前に痛めた膝の状態を悪化させて終わってしまいました。
発想は判らなくはないのですが、やはりこれも全体のバランスを整えながら連動するすべての関節が整うようにもっていかないと、結局どこかにしわ寄せが来て、結果的には体を壊す事もあると言う、私の持論を再確認して終わった訳です。
X脚O脚で悩める方へ
X脚O脚を気にされている方は多いようです。
特に女性の場合はダンサーさんでなくとも、スカートを履いたりショートパンツを履いたりと、脚を露出する機会が多く、余計に気にされるようです。
もちろん骨の発達異常などから来るものは我々には治療しようもありませんが、案外そういうものより、いわゆる生理的なX脚O脚と言われるケースの方が圧倒的に多いようです。
治らないとあきらめて悩み続けるのではなく、一度治療を考えて見るのも良いのではないかと思います。
下肢の関節を整えるだけでも外見的にはずいぶん変わって来るものです。